2月になり寒い日が続いておりましたので、インフルエンザや風邪ひきの患者様も受診されていますが、そろそろ花粉症の患者様もお越しになられています。
今はまだ症状はあまり強くない方が多いのですが、今年のスギ花粉は過去の平均と比較するとやや多め、昨年に比べるとやや多め、ピークは3月上旬から中旬にかけてと予想されています。
これは昨年夏の気候が高温、少雨、日照が多く、花粉の生育にとって良い条件だったためです。
スギ花粉のピークが過ぎて3月の後半になると、今度はヒノキ花粉の飛散が増え始めます。今年は、ヒノキ花粉のピークは例年並みの4月上旬から中旬にかけてと予測されています。
今年は飛散量が多くなることが予測されているので症状が出現する前から花粉対策をお取りいただくほうが良いと思います。薬の内服につきましては、一般的に症状が出始める前から服用開始したほうが良いと言われておりますので、はやめに内服を開始するか、あるいは症状が出始めたらすぐに開始できるようにあらかじめ準備しておいていただいていても良いと思います。
当院では、花粉飛散期には、抗アレルギー薬の内服や局所療法、漢方治療、重症スギ花粉症の方に生物学的製剤の注射などを行っております。内服薬の副作用としては眠気が生じることがありますが、いろいろな種類のお薬がありますのでご相談いただければと思います。