耳あかと耳そうじについて

はじめまして。

しげのぶ耳鼻咽喉科アレルギー科を大東市に開院いたしました。

よろしくお願いいたします。

患者様に質問されることや自分自身が気になることなどを題材にしてブログを書いていきたいと思います。

今回は耳あかと耳そうじについてです。

耳そうじはしたほうがよいですか?と尋ねられることがあります。

教科書的には耳そうじはしなくても耳あかは自然に外に出てくるといわれています。

耳鼻科には耳そうじをしすぎて耳の中の皮膚を痛めて受診される患者さんがいらっしゃるので、耳そうじをしすぎないように気を付けてください、とお話しすることが多いのですが、実際には耳そうじをしなくて耳あかがたくさんたまる場合もあります。

では耳そうじはどのくらいの頻度でするのがよいのでしょうか?

答えは、人によってまた季節などによってちがうので一言では言えない、です。

また、耳そうじのやり方は人それぞれで、耳かきを使う方、綿棒で掃除する方色々あると思います。耳かきでうまくとれない場合もあれば綿棒で耳あかを奥に押し込んでしまうこともあります。自宅できちんと耳あかをとれないことも多いと思います。

ではどうするのがいちばん良いかというと、自宅では耳の入り口周辺をやさしくそうじをして、それで不十分なようであれば時々耳鼻科で(1カ月ごとの方もいれば半年ごとが良い方もおられます)耳のチェックをして耳あかがたまっていればとってもらうことではないかと思います。

軟性耳垢  押込んだ耳垢 腫れた外耳

耳あかで病院を受診しても良いのですかと?というご質問を受けることがありますが、耳あかだけの相談であっても遠慮せずに耳鼻科でみてもらうようにしましょう。