漢方治療について
中国より伝わり日本で発展している治療法で、全身のバランスの乱れを正常な状態に戻して自然治癒力を促し症状を改善する、というものです。体全体を見ることがベースになっており、病院での検査には現れないような変化やはっきりしない訴え、病気になる以前の不調などにも投薬を行えることが特徴です。もちろん発熱や咳や鼻水など明らかな症状が現れている場合にも治療を行うことができるため、幅広い体調の不良に対して適応があります。
西洋医学では、検査・診断から治療が選択されます。 一方、漢方医学ではまず個人の体質などの特徴を分類し(証の判定)、有効と思われる薬剤を選択します。証の把握は、患者さんの体格・顔色・皮膚・爪や舌の状態などを観察する望診、声・呼吸音・咳の状態を参考にする聞診、西洋医学と同様の問診(漢方独特の質問内容もあります)、脈をみる脈診、おなかを触る腹診から情報を得て行います。
当院での漢方治療
漢方治療を希望されるかたはその旨お伝えください。
その際には、詳しい問診表を記載してただく場合や、横になっておなかを診察する場合があります。
ご了承ください。